不倫・浮気の慰謝料請求する際のポイント

不倫や浮気など、男女トラブルで慰謝料請求をする際にはいくつか押さえておきたいポイントがあります。

以下で、男女トラブルに積極的に取り組んでいる弁護士が不倫慰謝料請求の重要ポイントを解説します。

このページの目次

1．事前にしっかり証拠集めをする

不倫や浮気の慰謝料請求をするとき、重要なのは「証拠」です。証拠が不足していると、慰謝料請求しても支払いを拒絶されるでしょうし、裁判をしても請求が棄却され、すべてが徒労に終わってしまう可能性が高くなります。

実際に慰謝料の請求をしてしまったら、相手方らが警戒して会わなくなったり証拠を隠されたりする可能性が高くなります。アクションを起こす前に、集められるだけの証拠を集めきってしまうことが1つ目の重要ポイントです。

慰謝料請求を成功させるには、慰謝料の「金額の相場」を把握することが重要です。相場を知らなければ、相手から不当に減額されても気づかずに示談してしまう可能性があります。

また、反対に法外に高額な金額にこだわり続けてトラブルが拡大し、しなくても良い裁判までもつれ込んで結果的には相場通りの慰謝料しか払ってもらえない、という事態にもなりかねません。

慰謝料請求をする前に弁護士などに相談し、ケースごとの適切な慰謝料の相場を把握しておきましょう。

慰謝料請求をするとき、相手の「支払い能力」も重要な考慮要素となります。

相手に充分な支払い能力があれば、少々高額な金額でも強気に請求できます。特に相手が上場企業のサラリーマンや公務員などの場合、いざというときには給料を差し押さえられるので、分割払いにしても回収しやすいです。

一方相手が定職についていない、給料が低く貯蓄もないなどのケースでは、あまり無理を言っても高額な支払いを受けられません。場合によっては相場の金額より大幅に減額しなければならない可能性もあります。

慰謝料請求をしたとき、相手がすんなり支払うとは限りません。支払を拒絶されたときや希望の金額より大幅な減額を要求されたとき、交渉を決裂させて訴訟にすべきかどうかを決断する必要があります。

訴訟にした方が良いケースももちろんありますが、場合によっては訴訟を起こすとかえって損をしてしまう可能性もあるので、正確に見極める能力が要求されます。

弁護士に不倫慰謝料の請求を任せてしまえば、各場面でポイントを押さえた対応を進められます。金沢で不倫トラブルにお悩みの方は、是非とも当事務所までご相談下さい。